ネットストーカーとは? 具体的な対策と被害を防ぐ方法を詳しく紹介

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インターネットでのトラブルが急増しています。中でも深刻な問題となっているのは、ネットストーカーの存在です。素性が分からない相手であるため、解決方法や対策などで悩むことが多いでしょう。ネットストーカーの被害が拡大する前に、きちんと対策を講じることが大切です。

そこで、本記事ではネットストーカーへの対策方法や被害を防ぐ方法などをご紹介します。

  1. ネットストーカーとは?
  2. ネットストーカーの被害事例
  3. ネットストーカーの解決はなぜ難しいのか?
  4. ネットストーカーへの対策方法
  5. ネットストーカー被害を防ぐ方法
  6. ネットストーカーでよくある質問

ネットストーカーの手口はさまざまです。どのような行為がネットストーカーに該当するのか、実例などを交えてご紹介します。

1.ネットストーカーとは?

まず、ネットストーカーについて解説します。

1-1.特定人物に対して執拗(しつよう)につきまとうこと

ネットストーカーとは、インターネットのサイトで特定の人物に対し、執拗につきまとうことを指します。2ch・Twitter・インスタグラム・ブログなどでは、気軽にいろいろな人と交流できる利便性がある反面、ネットストーカーの被害も増加しているのです。

1-2.どこからネットストーカーになるのか?

ネットストーカーの線引きは難しいものです。しかし、素性が分からない相手に対し、不安や恐怖を感じるような行為が続くのであれば、ネットストーカーに該当すると考えていいでしょう。また、身の危険があると感じたら、すぐに対策を講じるべきです。

1-3.ネットストーカーはサイバー犯罪の1つ

ネットストーカーは、サイバーストーキング・ネットストーキングとも呼ばれ、サイバー犯罪の1つだと考えられています。好意を示してストーキング行為に及ぶことともあれば、誹謗中傷・個人情報の特定と無断公開・なりすましによる嫌がらせなど、悪質な行為を繰り返すことがあるのです。

2.ネットストーカーの被害事例

実際に起きたネットストーカーの被害事例をご紹介します。

2-1.恋愛感情を持たれる

アイコンなどに自撮り画像を使っている場合、素性の分からない相手から恋愛感情を持たれやすい傾向があります。執拗に好意を示すメッセージに対してきっぱりと断ったら、誹謗中傷や脅迫的な言葉へ変化したケースもあるのです。

2-2.誹謗中傷

誹謗中傷を書き込まれてしまうケースも多いものです。僅かなことがきっかけでトラブルになり、妬みや恨みをしつこく書き込まれてしまうなどの事例もありました。誹謗中傷は、男女問わず起こるものです。また、特定人物の書き込みにつられ、複数の人が誹謗中傷をし始めるなど、被害が拡大する恐れもあります。

2-3.個人情報を特定して自宅などにやってくる

Twitterやブログなどには、画像をアップロードすることがあります。画像から位置情報などの個人情報を特定し、自宅にやってくるケースもありました。ネットストーカーの特徴は、画像の背景にある建物や風景から執念深くネットで居場所を検索することです。画像をアップロードする際は、リスクを伴うことを理解しなければなりません。

2-4.なりすましによる嫌がらせ

ネットストーカーが被害者のなりすましになっている事例もあります。勝手にブログやTwitterのアカウントを作り、被害者を名乗って迷惑行為を繰り返すのです。ネットで書き込まれて拡散された情報は、完全に消すことができません。名誉毀損などにあたる行為とはいえ、ネットストーカーの特定が難しいケースもあり、アカウント停止などの対応にとどまるのが現状です。

2-5.個人情報の無断公開

5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)などの匿名掲示板では、個人情報の無断公開が横行しています。覚えのないことで誹謗中傷を書き込まれ、名前・住所・勤務先・学校名・家族構成などを公開されてしまうのです。また、匿名で書き込みがなされる5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)では、ネットストーカーに扇動されるように加害者が増えていく傾向があります。

3.ネットストーカーの解決はなぜ難しいのか?

ネットストーカーの解決は難しいとされています。理由を考えていきましょう。

3-1.取り締まりがなされていなかった

2000年に施行されたストーカー規制法により、実世界でのストーカー行為は厳しく取り締まりが行われています。しかし、ネットストーカーに関する取り締まりはなされていなかったため、解決は難しいのが現状でした。

3-2.法改正により規制対象が広がった

SNSが普及したことを受け、2017年にストーカー規制法が改正されました。法改正により、ネットストーカーなど規制対象が広がり、解決が期待できるようになっています。ストーカー規制法については、警視庁のホームページを参照してください。

4.ネットストーカーへの対策方法

ネットストーカーへの具体的な対策をご紹介します。

4-1.無視する

執拗なストーカー行為を受けても、一貫して無視することがネットストーカー対策の1つとなります。何を言われても関わらないという姿勢を取ることが大切です。とはいえ、無視することでよりストーカー行為がエスカレートする場合もあるでしょう。ネットストーカーの投稿をミュートする機能などを使い、表示されないようにすると不快な情報をシャットダウンできます。

4-2.拒否する

ネットストーカーから執拗なつきまとい行為があったら、きっぱりと拒否しましょう。つきまとい行為は、自宅などへやってくる以外に、ネット上でのやりとりも含まれます。被害者が拒否した事実があっても迷惑行為が続くようなら、ストーカー規制法に基づき、警察が警告などを出すことができるのです。

4-3.ブロックする

Twitterなどには、特定のアカウントをブロックできる機能があります。不快な行為が続く場合、むやみに相手をせず、ブロックしておきましょう。アカウントに鍵をかけ、許可した相手にだけ公開するという形式を取る方法もおすすめです。

4-4.警察へ相談

ブロックや拒否する態度を貫いても被害が収まらない場合は、警察へ相談しましょう。明らかな迷惑行為が確認できるやりとりがあれば、警察は犯人の住所を特定し、口頭警告をした後に、警告文書を送付してくれます。警告文書を無視してストーカー行為をした場合、ストーカー規制法に基づいて、被害者に近づかないよう禁止命令を出してくれるのです。迷惑行為で困っていたら、一人で思い悩まず、早めに警察へ相談しましょう。

4-5.弁護士に相談

誹謗中傷などの被害があったら、弁護士に相談して名誉毀損で訴える方法もあります。警察がすぐに対応してくれない場合でも、弁護士なら相談に乗ってもらえるでしょう。サイバー犯罪に強い弁護士を選ぶことが大切です。証拠となるやりとりを提示できるように準備しておくことをおすすすめします。

5.ネットストーカー被害を防ぐ方法

ネットストーカーによる被害を防ぐ具体的な方法をご紹介します。

5-1.画像のアップロードは慎重に行う

ネットストーカーは画像から位置情報などを特定するため、画像のアップロードは慎重に行うことをおすすめします。自宅周辺や自撮り写真などは避け、位置情報や個人情報を特定されない工夫をし、自己防衛に努めましょう。

5-2.SNSでは穏やかな態度を示す

素性が分からない相手とのやりとりは、僅かなことで反感を買ってしまいます。SNSでは穏やかな態度を示し、攻撃の対象とならないよう注意しましょう。ただし、恋愛感情などをもたれることもあるため、嫌なことはきっぱりと断る姿勢も大切です。

5-3.複数のアカウントを使い分ける

複数のアカウントを使い分ける方法がおすすめです。1つのアカウントがネットストーカーの被害にあっても、アカウントを消してしまえば、被害の拡大を止めることができます。

5-4.タグ付けは避ける

SNSには、タグ付けという機能があります。自分の居場所を示すものです。タグ付けはなるべく避け、居場所が特定されないよう注意してください。また、SNSの公開範囲も親しい人だけにするなど、不特定多数の人が閲覧できる状態にしないことが大切です。

6.ネットストーカーでよくある質問

ネットストーカーに関する質問を集めました。

Q.ネットストーカーの疑いだけで、通報や相談は早すぎる?
A.早すぎることはありません。ストーカー行為は、初期段階での対策と対応が、被害拡大を防ぐために重要なポイントとなります。気になることがあれば、早期に警察や弁護士へ相談しましょう。

Q.ネットストーカーは警告されてもやめられないもの?
A.ストーカーは、自分の行為に酔いしれている部分があるため、警告を無視して続ける傾向があります。警告されても続く場合は、禁止命令など厳しい手段を取ってもらうよう相談してください。

Q.ネットストーカーが禁止命令に従わない場合の罰則は?
A.禁止命令に従わなかった場合、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金となります。厳しい刑罰となるため、禁止命令は一定の抑止力となるのです。

Q.ブロックするやり方は反感を買わないのか?
A.反感を買う場合もあります。ネットストーカーが別のアカウントでアクセスしてくる可能性もあるでしょう。執拗にストーカー行為が続くようなら、 SNSのアカウントを全部削除し、しばらくSNSから離れてみる方法もおすすめです。

Q.ネットストーカーの証拠はどのように残しておけばいいのか?
A.投稿画像のスクリーンショット・メール・自宅周辺などをうろついている様子が分かる写真や動画など、できる範囲で残しておきましょう。名誉毀損や脅迫罪などで訴える場合にも役立ちます。

まとめ

SNSが普及し、ネットでのトラブルが増え続けています。中でも、ネットストーカーという言葉が注目されるようになってきました。実世界とは異なり、素性が分からない相手につきまとい行為をされることで、不安と恐怖でいっぱいになるでしょう。少しでも困ったことがあれば、抱え込まずに警察などへ相談しましょう。ネットストーカーは、初期段階での対策が被害拡大を抑制するポイントです。証拠となる画像やメールなどを準備しておきましょう。

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