結婚にはどんなメリットがあるの? デメリットも併せて紹介

女性にとって結婚は出産にもつながる人生最大の分岐点といえるでしょう。けれども、なかなか結婚したい人と出会えない、そもそも結婚にメリットはあるのか……など、疑問を抱いている方は多いはずです。晩婚化が進んでいる今、女性にとっての結婚にどんなメリットがあるのでしょうか。

本記事では、結婚のメリットとデメリットについて解説します。

  1. 結婚にはどんなメリットがあるの?
  2. 結婚することによるデメリットは?
  3. メリット・デメリットを考えての結婚は要注意!?
  4. 結婚に関してよくある質問

この記事を読むことで、女性が結婚で得られるメリットとデメリットが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.結婚にはどんなメリットがあるの?

まずは、結婚することでどのようなメリットが得られるのか、男女共通・男性・女性の3つの視点から解説します。

1-1.好きな人と一緒にいられる・家族になる

男女共通のメリットとしては、好きな人と一緒にいられる・家族になることです。好きな人と家族になれるのは、とても大きな喜びになるのではないでしょうか。「おかえり」「ただいま」と言える相手がいる、そして一緒にご飯を食べて一緒に寝る、そんな日常に幸せを感じることができます。また、家族になり子どもができれば、子育ての楽しさも味わえるでしょう。子育ては大変というイメージがあるかもしれませんが、愛する人と一緒に育てる楽しみがあります。また、ほかにも、共働きなら収入がアップしますし、家事の分担など協力し合いながら生活を共にできることも結婚のメリットです。

1-2.仕事に専念できる男性側のメリット

男性が結婚で得られる大きなメリットは、仕事に専念できることです。生活を共にすることになるため、仕事に専念しようと女性に家事を任せたい男性が多いのでしょう。家事全般を女性に任せることができれば、生活は楽になります。けれども、最近は共働きをする家庭がほとんどなので、家事を分担するケースが増えているようです。かといって、男性は女性よりも家事に専念するわけではないため、どちらかというと女性のほうが大半の家事を担当することになるでしょう。

1-3.子どもが産める・将来の不安から解消される女性側のメリット

男性とは違い、女性は子どもが産める体です。だからこそ、結婚することで愛する人との子どもが産めるのは大きなメリットとなっています。子どもが小さいうちは予想外の病気やケガが起こることもありますが、結婚していれば夫婦で協力し合って助け合えるでしょう。また、1人だと子どもの養育費や老後の資金など将来の不安がつきそうものです。けれども、結婚しパートナーがそばにいることで、将来の不安から解消されるのは女性の大きなメリットといえます。そのほか、パートナーしだいでは玉の輿(たまのこし)にのるチャンスもあるでしょう。経済面が安定している男性と結婚すれば、将来も安心できます。

2.結婚することによるデメリットは?

それでは、逆に、結婚することでデメリットはどのような点にあるのでしょうか。

2-1.自分に使える時間がなくなるなどのデメリット

男女共通の主なデメリットは、自分に使える時間がなくなることです。1つの家に一緒に住み、生活を共にすると、時間も共有することになります。特に、子どもができると子ども中心の生活になるでしょう。子育てに自分の時間が削られることは、結婚前に覚悟しておかなければなりません。また、親戚づきあいが増えたり、結婚式や出産など家族が増えるたびに出費も大きくなったりするなどのデメリットもあります。結婚前から考えたくはないかもしれませんが、離婚することになると手続きが面倒になるのもデメリットの1つです。

2-2.男性側にとっての結婚のデメリット

男性側にとっての結婚のデメリットは、自由に使えるお金がなくなることでしょう。男性は家族を養うためにお金を稼ぐことが主な仕事となります。稼いだお金の大半が家族のために使うことになるので、独身時代よりも自分が使えるお金は少なくなるのです。また、家事や育児の大半を担当している女性が家族の財布をにぎることになるでしょう。家庭によってお小遣い制になっているところもあり、自分の趣味に費やすお金が限られてしまいます。ほかにも、自分に使える時間が減ったり、結婚したら自由に恋愛できなくなったりするのも男性側のデメリットです。

2-3.女性側にとっての結婚のデメリット

女性側にとっての結婚のデメリットは、家事・育児の負担が大きくなることでしょう。家事を分担している家庭もいますが、どうしても女性に負担がかかりがちです。特に、子どもができると子育てを女性が担当することになります。男性が育児休暇を取ることはまだ難しいところがあるため、女性に丸投げしてしまう男性も多いのです。仕事を続けている女性にとっては、毎日家事をしなければならない、それも2人分の家事に負担を強く感じるでしょう。ほかにも、名字(姓)が変わる・パートナーの親族との付き合いなどもデメリットといえます。

3.メリット・デメリットを考えての結婚は要注意!?

結婚のメリット・デメリットを紹介してきましたが、あまり意識しないことが大切です。メリット・デメリットを考えることの問題点について解説します。

3-1.結婚に失敗してしまう可能性が……

メリットとデメリットだけに目を向けて結婚してしまうと、離婚のリスクが高まるといわれています。結婚で得られるメリットが先行してしまうと「理想とは違った」という結果になってしまうからです。また、求めるものが幸せや相手の中身ではなく、外見や年収・顔などステータスに集中してしまうからでもあります。そこに結婚に対するプレッシャーや焦りが追加されると、「お金さえあればいい」「顔さえ良ければ」と妥協につながりかねません。結婚は生活と時間を共有し長い付き合いをすることになるため、メリット・デメリットだけでなく自分の気持ちにも目を向けてください。

3-2.結婚のメリット・デメリットは変化するもの

これまで説明してきた結婚のメリットやデメリットは、ずっと感じるものではありません。夫婦関係やライフスタイルによって変化するものばかりです。だからこそ、結婚をメリットとデメリットだけで考えるのは危険だといわれています。すぐに変化するものにメリットを求めていては、本当に幸せな結婚生活を送ることはできないでしょう。結婚をする前に、どんなメリットやデメリットがあるのか考えることはもちろん大切ですが、あまり固執しすぎないようにしてくださいね。常に変化するものだと思っておきましょう。

3-3.一生幸せになりたいという人を見つける

結婚のメリットとデメリットについて考えてしまいがちですが、1番の理想は「一生幸せになりたいという人を見つける」ことです。この人とならおばあちゃんになっても貧しい生活を送ることになっても良いと思える相手であれば、幸せな結婚生活を送ることができるでしょう。前述したように、結婚は他人同士が家族となり、生涯を共にする人生の分岐点でもあります。どのようなことがあっても、予想外のことが起きても「この人と一緒にいたい」という人を見つけてください。そうすれば、どのようなデメリットが発生しても乗り越えていけるようになるでしょう。

3-4.理想だけは危険!デメリットも考えよう

「すてきな結婚生活を送りたい」「リッチな生活がしたい」など、人それぞれ結婚に対する願望やメリット・理想を抱いていると思います。結婚に対するメリットを考えることも大切ですが、デメリットもしっかりと考えてください。デメリットに目を向けずにいると、理想と現実の違いにショックを受け将来に期待が持てなくなってしまう恐れがあります。結婚のデメリットも踏まえながら、結婚したい相手とどのように幸せに生きていくのか考えることが大切です。

3-5.結婚に何を求めるのか

幸せな結婚生活を手にするため、結婚のメリットとデメリットを踏まえた上で、自分が結婚に何を求めているのか考えてください。たとえば、「結婚をしても自分の自由な時間がほしい」「子どもを育てる楽しみがほしい」など、人それぞれで思うことはあるはずです。結婚に求めるものがたくさんある場合は優先順位を決めて、妥協できるものと妥協できないものを理解しておくといいでしょう。実際に、結婚をしている多くの人は「妥協が必要」だと話しています。結婚は相手の嫌なところやデメリットをいかに受け入れられるかが大切なので、妥協できる範囲・線引きをしてください。なかなか理想の結婚相手が見つけられない人は、妥協点が高いかもしれません。改めて、結婚に1番求めるものは何なのか考え直すといいでしょう。

4.結婚に関してよくある質問

結婚に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.実際に結婚した人が感じるメリット・デメリットは?
A.既婚女性に聞いてみると、以下のようなメリットとデメリットが浮かび上がってきました。

メリット

・新しい家族や自分の居場所ができた
・愛する人との子どもを育てるのうれしい
・楽しいこと、つらいこと、うれしいことが共有できる
・パートナーがいることで精神的に安定した

デメリット

・旦那や子どものことが最優先になるため、自分の時間が極端に減った
・相手の家族や親戚との付き合いが大変
・金銭面で制限されてしまい、好きなことができなくなった

Q.結婚後、金銭的に得することは?
A.所得にかかる税金が低くなることです。結婚するとパートナーは配偶者となり、配偶者の所得に応じて配偶者控除や配偶者特別控除を受けることができます。また、社会保険の扶養に入ることも可能です。保険料の支払い負担が減るのは、大きなメリットといえるでしょう。そのほか、家族手当などの名目で勤め先から手当が出ることもあります。お互いの財産が共有できるのはもちろん、所得税や譲与税に関しても大きなメリットがあるのです。

Q.20~30代が考える結婚のメリットは?
A.全国に結婚式場を展開する会社が、全国の20~30代の既婚男女を対象に結婚のメリットを尋ねたアンケート結果があります。20~30代が考える結婚のメリットは以下のとおりです。

  • 子どもを育てることができる
  • 癒(い)やし・楽しさ
  • 好きな人と一緒にいられる
  • 経済面が楽になる
  • 親孝行ができる
  • 老後の安心が獲得できる
  • 世間体を気にしないで済む

近くに結婚した人がいれば、結婚する前とした後の違いを尋ねると良いかもしれません。実際に結婚した人のアドバイスはためになりますよ。

Q.結婚する前に同棲(どうせい)したほうがいいのか?
A.同棲をすることで、相手の生活習慣や普段の過ごし方を知ることができるというメリットがあります。結婚前にパートナーの日ごろの生活が知りたいと思っている方は、同棲を検討するといいでしょう。一緒に生活することで新たに相手の良いところと悪いところが見えてくるかもしれません。ただし、ダラダラと同棲が続いてしまう恐れもあるため、同棲を始める前に、いつまで同棲をするのか期間を決めることをおすすめします。

Q.デメリットばかりが浮かんでくるときはどうすればいいのか?
A.結婚に幸せを見出(みいだ)すことができない場合は、無理に結婚について考える必要はありません。人それぞれ、結婚したいと思えるタイミングがやってくるものです。周囲から「まだ結婚はしないの?」というプレッシャーがあったとしても、自分の人生のことなので気にしないようにしましょう。ただ、心に留めてほしいことがあります。それは、デメリット=不幸ではないということです。デメリットだと思えたことが幸せに感じることもあるので、前向きに考えていきましょう。

まとめ

結婚は、好きな人と家族になれる大きなメリットがあります。自分の家族や家ができると安心感が大きくなり、好きな人との子どもに恵まれる可能性もあるでしょう。一方、結婚することで大半の家事をしなければならない・自分の自由な時間がなくなるというデメリットもあります。結婚のメリット・デメリットを考えてばかりいると本当の幸せを逃してしまうことになるでしょう。大切なのは、どんな問題や障害があっても「この人と一緒になりたい」と思えるかどうかです。デメリットがあっても乗り越えられる相手との結婚が、自分の幸せにつながるでしょう。

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